1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から間もなく30年を迎える。 阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)は阪神・淡路大震災の当日に重要な約束が入っていた。高知から移動して午後から大阪市内で、メジャー移籍を目指す野茂英雄投手(当時、…

 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から間もなく30年を迎える。

 阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)は阪神・淡路大震災の当日に重要な約束が入っていた。高知から移動して午後から大阪市内で、メジャー移籍を目指す野茂英雄投手(当時、近鉄)と会う予定だった。

 プロ野球選手会の会長だった岡田顧問は、近鉄との関係がこじれた野茂から相談を依頼されていたが、震災で飛行機が欠航。野茂も移動できずに会談は幻となった。「会えてたら野茂はどうしてたんやろうな。(メジャーへ)行かない前提の話やったけどな」。震災がなければ、野球界の将来が変わっていたかもしれない。