「全国高校ラグビー・準決勝、桐蔭学園２５－１４国学院栃木」（５日、花園ラグビー場） 準決勝２試合を行い、前回優勝の桐蔭学園（神奈川）は国学院栃木（栃木）に２５－１４で逆転勝ち。東海大大阪仰星（大阪第２）は常翔学園（大阪第３）を２９－２６で…
「全国高校ラグビー・準決勝、桐蔭学園２５－１４国学院栃木」（５日、花園ラグビー場）
準決勝２試合を行い、前回優勝の桐蔭学園（神奈川）は国学院栃木（栃木）に２５－１４で逆転勝ち。東海大大阪仰星（大阪第２）は常翔学園（大阪第３）を２９－２６で振り切った。過去４度優勝の桐蔭学園は第９９、１００回大会以来の２連覇が懸かる。東海大大阪仰星は３大会ぶり７度目の頂点を目指す。決勝は７日午後２時から行われる。
王者の貫禄を漂わせた。追う展開になっても焦りは一切なし。ペースダウンすることなく相手に体をぶつけ、地力で押し切った。
６点ビハインドで前半は終了。それでも後半７分、相手陣１０メートルでのラックからＳＨ後藤快斗（３年）が持ち出して左中間にトライ。キックも決まって逆転に成功し、後半は相手に得点を与えず。主将でフランカーの申驥世（しん・きせ）＝３年＝は「地道にやり続けた」とうなずいた。
優勝した昨年に比べてＦＷ陣の体格は一回り小ぶり。体には恵まれなくとも、スタミナ面でコンタクトプレーに磨きをかけてきた。グラウンドをＶの字に駆け回る２００メートルほどのランメニュー「Ｖラン」は昨年から倍の１０本に設定。「どこよりも走った量は負けない」と主将は胸を張る。
２０１９、２０年度以来２度目の連覇まであと１勝だが、大阪勢との決勝は過去０勝３敗。完全アウェーの空間が予想されるが、「いかに律してやれるか」と申は動じない。鬼門を打ち破り、新たな歴史を刻む。
