「プロレス・新日本」(5日、東京ドーム) 海野翔太(27)は、AEWのクラウディオ・カスタニョーリ(44)と対戦し、14分31秒、デスライダーからの片エビ固めでフォール勝ちした。序盤は相手のパワーボムやジャイアントスイングで劣勢だったが、…

 「プロレス・新日本」(5日、東京ドーム)

 海野翔太(27)は、AEWのクラウディオ・カスタニョーリ(44)と対戦し、14分31秒、デスライダーからの片エビ固めでフォール勝ちした。序盤は相手のパワーボムやジャイアントスイングで劣勢だったが、必殺技一発で逆転勝利。前夜は1・4東京ドームのメインで屈辱の黒星を喫したが、一夜で再起を果たした。

 敗れたカスタニョーリだが、試合後には海野に手を差し出したものの、握手は寸前で拒否し、リングサイドを後にした。会見では「俺は今日の敗北は認めない。BATTLEには勝てなかったが、WARでは勝った」と捨てゼリフを吐いた。会見場で入れ替わる形となった海野は、立ち去るカスタニョーリの背中越しに「俺はあなたに恨みはない。リスペクトしかない。ありがとう」と呼びかけたが、相手はそのまま去った。

 海野は前夜、東京ドームのメインを初めて務めたが、IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.に力の差を見せつけられ、屈辱の黒星を喫した。一夜明け、師匠であるジョン・モクスリーからの刺客を撃破し、再起。「俺にとって師匠はモクスリー。血は争えない。(海野のスタイルが)モクスリーの技のパクりとか、ラフファイトとか、見てるところが狭い。俺のデスライダーは唯一無二。この技でモクスリーに勝ったり、自分の強さを証明していく」と強調した。