◆男子テニス ▽香港オープン 最終日(5日・香港) 元世界ランキング4位、現同106位の錦織圭(ユニクロ)は決勝で敗れ、2019年1月のブリスベン国際以来、約6年ぶりのツアー優勝はならなかった。同67位のアレクサンドル・ミュレ(フランス)に…

◆男子テニス ▽香港オープン 最終日(5日・香港)

 元世界ランキング4位、現同106位の錦織圭(ユニクロ)は決勝で敗れ、2019年1月のブリスベン国際以来、約6年ぶりのツアー優勝はならなかった。同67位のアレクサンドル・ミュレ(フランス)にセットカウント1―2で敗戦。復活Vはお預けとなった。

 第1セット(S)第1ゲーム(G)は相手サーブでスタート。錦織のリターンがネットにかかり0―15から決勝が始まった。40―40と粘ったが、最後は相手のサービスエースが決まり、キープされた。第2Gは30―40から相手が3連続でネットとし、錦織がキープした。第3Gは一進一退の攻防を見せたが、最後は相手のサービスエースが決まり、ゲームカウント1―2。第4Gは錦織のサービスエースが2度決まるなどで、キープしタイに戻した。第5Gは40―15としたものの、自身のミスで追いつかれた。アドバンテージを取ると、左隅にバックハンドを決めてブレイクした。第6Gは3連続でポイント。あっさりキープしてみせた。第7Gも30―40から3連続ポイントでブレイク。第8Gは40―0からダブルフォルトがあったが、キープ。ゲームカウント6―2先取とした。

 第2Sは1ポイントも奪えず、第1Gをキープされた。巻き返したい第2G。ロブが決まり、流れに乗った。最後は相手をコートの左右に揺さぶり、キープして1―1とした。第3Gはリターンがネットにかかりキープされた。第4Gは0―40から1ポイントを奪うも、相手にブレイクを許した。第5Gも連続でリターンが決まらず、ゲームカウントを1―4とされた。第6G。15―30から長いラリーの末、相手のフォアがネットにかかった。勢いを取り戻したかったが、最後は相手の強烈なフォアを返せず、2ブレイクダウンとなった。第7Gは40―30から連続でポイントを奪われ、セットカウントを1―1とされた。

 運命の第3S。いきなり左右に相手を翻弄(ほんろう)する攻めのプレーを見せた。15―15から3連続ポイントでキープした。相手も負けじと第2Gで、コートを前後に使ったプレーを披露。キープを許しゲームカウントは1―1に。第3Gは長いラリーが繰り返され、互いに譲らぬ展開に。錦織は15―40から3連続ポイント。2度目のアドバンテージで相手のリターンがネットに。大きなキープを奪った。第4Gは15―0から相手に4連続ポイントとされた。ゲームカウントは2―2に。相手のミスが重なり、第5Gは錦織がキープ。第6Gはラブゲームで落とし、ゲームカウント3―3に。第7Gは15―30から錦織の見事なフォアハンドボレーが決まった。だが、連続でポイントを奪われ3―4と相手にリードを許した。第8Gはラブゲーム落とし、後がなくなった。第9G。30―40から巻き返しを見せたかったが、リターンがネットにかかり敗戦が決まった。