◆新日本プロレス「WRESTLE DYNASTY」(5日、東京ドーム) 新日本プロレスは5日、東京ドームで「WRESTLE DYNASTY」を開催した。 来年1・4東京ドームで引退する棚橋弘至が第2試合でAEWの柴田勝頼と5分1本勝負の「ス…
◆新日本プロレス「WRESTLE DYNASTY」(5日、東京ドーム)
新日本プロレスは5日、東京ドームで「WRESTLE DYNASTY」を開催した。
来年1・4東京ドームで引退する棚橋弘至が第2試合でAEWの柴田勝頼と5分1本勝負の「スペシャルエキシビジョンマッチ」で対戦した。
柴田は、1・4ドームで棚橋が「ファイナルロード」第一弾でEVILを倒した試合後のリング上で「H.O.T」に袋だたきにあっているところにサプライズ登場し救出。リング上のマイクで棚橋と対戦を訴え、棚橋も受諾。この日のドームでの「スペシャルエキシビジョンマッチ」が電撃決定した。
共に新日本プロレスに入門し1999年10月10日にデビューした同期。25年に及ぶ互いのプロレスー人生をかみしめるようにロックアップで組み合った両者。そしてチョップ合戦へ突入した。棚橋が一発頭突きを見舞ったが終わることのないチョップ合戦。両者の胸板が真っ赤に染まり、チョップを打ち続け終了のゴングが鳴った。
試合後のゴングで両者は握手を交わすとドームは拍手に包まれた。そして共に人さし指を1本立て再戦をアピールした。
柴田は2017年4月9日の両国国技館大会でオカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座に挑戦し敗れた一戦で試合後に救急搬送され、急性硬膜下血腫と診断され長期欠場となった。現在、AEWと契約し米国では試合を行っている柴田だが新日本プロレスのリングでの試合は、団体が健康面に配慮し今回のエキシビション形式を除いて事実上、禁じられている。
バックステージで柴田は「今、自分が思っているのは、棚橋君が社長に就任して、残り1年…この1年をレスラーとして大事に使って欲しいという気持ちしかありません」とメッセージを送った。
そして「たった5分ですけど、同じリングに上がって向き合うのは、この1年でできるかできないか?ぶっちゃけわかんないんですよ。今日じゃなかったら次はないんで。昨日、動くかせてもらったんです」と対戦を要求した真意を説くと「たかが5分、されど5分。この5分って…あるかないかで天と地ほど違って。ぶっちゃけ日本で無理だったら海外だったらできるわけじゃないですか?棚橋君が選手として引退する前に続き、シングルマッチ、タッグ組んで試合したいですね。もし疲れてなければ米国まで来て試合をしましょう」と再戦を訴えた。
さらに「この場を与えてくれた新日本プロレスに感謝しています。ありがとうございます」と感謝していた。