◆プレミアリーグ第20節 ブライトン1-1アーセナル(1月4日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム) 2025年1月4日、英国ではプレミアリーグの第20節が7試合行われ、日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはホームでアーセナ…
◆プレミアリーグ第20節 ブライトン1-1アーセナル(1月4日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム)
2025年1月4日、英国ではプレミアリーグの第20節が7試合行われ、日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはホームでアーセナルと対戦。三笘は前節に続きこの強豪相手のビッグマッチもベンチスタート。しかし後半17分から出場し、アディショナルタイム6分を含めた34分間をプレーした。
前半16分、アーセナルのエース・サカの故障で大抜擢された17歳FWヌワネリが、左サイドの角度のない位置から左足を振って対角線上にシュートを決めてゴール。『53』という重い背番号を背負ったティーン・エイジャーが見事に先制点を奪った。
しかしブライトンは後半16分、この試合の主将を務めたブラジル代表FWペドロが完璧なPKを決めて同点に追いつく。
三笘はこの同点弾の1分後、同17分に出場。決勝弾の期待を背負ってピッチに立った。
その2分後には左サイドを突破し、エンドラインぎりぎりから得意の折り返しクロスを放った。さらに同32分には右サイドからのクロスボールに飛び込んだが、一瞬間に合わず、試合は結局1-1のまま引き分けた。
強いアーセナル相手の勝ち点『1』は悪い結果ではない。しかし三笘はこの試合で2戦連続でベンチスタートとなった。1試合だけならローテーションと言えるが、2試合連続となるとこれは序列が落ちたという可能性もある。
三笘から先発を奪った形になったアディングラはアフリカネイションズカップ2023の決勝で2アシストを奪って2-1勝利に大きく貢献。コートジボアール優勝の立役者となり、この大会の最優秀若手選手賞を受賞している。
三笘はそんなアディングラの先発に対し、「結果を出せる選手が出るべきだと思う。途中からでもやるべきことをやるしかない」と話して、与えられた場面でベストを尽くすことに専念する姿勢を示した。
一方ヒュルツェラー監督は試合直後の会見でスポーツ報知の「三笘が2試合連続でベンチスタートとなった背景は?」という質問に対し、「うちのスクワッド(一軍)は大きく、可能性を秘めた選手が何人もいる」と語ると、「(三笘は)シーズン前半で多くの試合を戦った。しかも日本代表の試合にも出て、長い移動もあった。だから少し疲れがある」と話して、27歳日本代表MFに疲労が蓄積していたことで、アディングラに2試合連続で先発を譲ったと明かした。
しかし31歳指揮官は、「もちろん三笘はうちにとって重要な選手であり、どんな場面でも試合に出ればインパクト与えることができる。すぐに先発に復帰するだろう」と続けて、三笘の早い先発復帰を示唆していた。