2025年は全盛期を取り戻す-。阪神・高橋遥人投手(29)にとっては喜びも悔しさもあった昨季だった。 「育成からだったので。いろんな人に感謝しながらまた投げることができてよかったなと思いますけど、最後に打たれて、力不足も感じた」 肘や肩の…
2025年は全盛期を取り戻す-。阪神・高橋遥人投手(29)にとっては喜びも悔しさもあった昨季だった。
「育成からだったので。いろんな人に感謝しながらまた投げることができてよかったなと思いますけど、最後に打たれて、力不足も感じた」
肘や肩の度重なる手術を乗り越え1009日ぶりに1軍登板し、復帰後4連勝。しかし、9月23日・巨人戦、10月13日・DeNAとのCSファーストS2戦目の重要なラスト2戦で敗戦投手に。「やっぱり1軍で、チーム代表で投げるのは責任あるな」と痛感した。
今季リベンジを果たすため、生命線の直球を磨いていく。「甘くなった時に打たれるのはボールの力がないってこと。変化球も生きてこない」。指標となるのが平均球速だ。「速くなればなるほどいい」と話し、「去年は前の自分より遅かったと思うので。そこを戻したい」と目標を掲げる。
2戦連続完封勝利を挙げた21年は平均球速147キロだったが、昨季は146キロ。「いい試合で148キロとか出てたと思うので。そういうところを超えていければ」と目指すのは全盛期の直球だ。
昨年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」を受けたが、回復は順調。「才木も村上も大竹も西さんも7回くらいまで普通に投げるので。そういうところは目指していきたい」と昨季よりも長くマウンドに立ち、よみがえった直球で無双する。