「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム) 内藤哲也(42)が、同門の高橋ヒロム(35)との師弟対決で17分08秒、デスティーノからの片エビ固めで勝利した。試合後にはヒロムが深々と一礼した後、リング上で拳を重ね、再び結束を固めた。 内藤は、…

 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 内藤哲也(42)が、同門の高橋ヒロム(35)との師弟対決で17分08秒、デスティーノからの片エビ固めで勝利した。試合後にはヒロムが深々と一礼した後、リング上で拳を重ね、再び結束を固めた。

 内藤は、ヒロムの必殺技であるTIME BOMB2をデスティーノで切り返すなど、ペースを握った。ただ、中盤はヒロムに掟破りのデスティーノを食らい、TIME BOMB2とたたみかけられたものの、カウント2・9で蘇生。ペースをつかみ返すと、強烈なデスティーノを決めたが、3カウントはならず。それでも続けて強烈な張り手から垂直落下技を決め、最後は完璧なデスティーノでマットに沈めた。

 内藤は「初めてのシングルマッチで、彼はもう新日本プロレス、いや日本、世界中のトップレスラーだが、すごい選手にプロレスを教えられたことは俺の誇り。今回、師匠として意地を見せられた。パートナーとしてもそうだが、対戦相手としても魅力的だと改めて感じた」と汗を拭った。

 記者会見に同席したヒロムは頭を抱えながら「最初で最後の対決に嘘はない。内藤哲也の強さを超えられなかったが、内藤哲也の存在感を超えて見せますよ。今日は一つ、覚悟が決まった。その(意味で)一礼をした」と、今後は直接対決ではなく、プロレスラーとして師匠を超えることを誓った。

 また、会見にはグレート-O-カーンが乱入。「貴様らにチャンスを恵みに来た」と、1月5日東京ドームでヤング・バックス(ニコラス・ジャクソン&マシュー・ジャクソン)と争うIWGPタッグ王者チーム決定戦を、内藤&ヒロム組を加えた3WAYで行うことをぶち上げ、「まとめて処刑してやる」と挑発。ヒロムは「なんかわからないけど、きたチャンス。やりますよ」と前向きに捉え、内藤も「俺とヒロムとやりたいんでしょ?明日は休みだったけど、東京ドームに来てあげようかな。試合をするかは…トランキーロ!」と言い残して去った。