◆新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム」(4日、東京ドーム) 新日本プロレスは4日、東京ドームで「WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム」を開催した。 IWGPジュニアヘビー級選手権は挑戦者…

◆新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム」(4日、東京ドーム)

 新日本プロレスは4日、東京ドームで「WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム」を開催した。

 IWGPジュニアヘビー級選手権は挑戦者・エル・デスペラードが5分23秒、レフェリーストップでDOUKIを破り王座奪還に成功した。DOUKIは5度目の防衛に失敗した。

 DOUKIの入場でステージには歌舞伎俳優の中村獅童が登場。中村の息子である中村陽喜がDOUKIのファンであることから実現した入場で獅童は「連獅子」の白獅子姿で頭の毛を振り回す豪快な「毛振り」を披露した。その後、DOUKIが登場し花道を歩き、リングインをアシストした。

 華やかな入場がゴングが鳴ると一転した。場外のデスペラードへコーナーポスト最上段から攻撃した際に左腕を負傷。そのまま動くことができず5分23秒、レフェリーストップで試合が終了し王座から陥落した。マイクを持ったデスペラードは「一生懸命やってりゃ、こういうこともあるよな。ごめんなさいとはいいません…一生懸命やった結果です、ごめんなさい…言っちゃったけど…また必ずやるんで、見に来て下さい」と約束した。

 バックステージでデスペラードは「1年たちゃぁ、今日があったからって言えるさ。あの日があったから今日があるんだって1年後にそういう日が必ず来る」とDOUKIを気遣い「しょうがねぇじゃん。みんな一生懸命やってるんだ。ケガしたくてするヤツもいない。させたくてさせるヤツもいねぇんだ。そのためにしんどくてつらくて何も楽しくねぇ地味な練習やってるんだ。仕方ねぇじゃん戦っているんだ」と言い聞かせた。

 そして「DOUKI大丈夫だろ?お前なら。悔しいだろ?俺も悔しい。ただ、心配はしてない。必ず帰ってくる」と信じていた。