全国高校ラグビーの準決勝は5日、前回王者の桐蔭学園(神奈川)と、国学院栃木が対戦する。2連覇に挑む桐蔭学園は4日、大阪市内で調整。フランカーの申驥世主将(3年)は「体の疲れもあるけど、昨日の勝ちも自信につながっている」と、3日の準々決勝で…
全国高校ラグビーの準決勝は5日、前回王者の桐蔭学園(神奈川)と、国学院栃木が対戦する。2連覇に挑む桐蔭学園は4日、大阪市内で調整。フランカーの申驥世主将(3年)は「体の疲れもあるけど、昨日の勝ちも自信につながっている」と、3日の準々決勝でAシード・大阪桐蔭(大阪第1)に逆転勝ちした一戦に手応えを語った。
大阪桐蔭との大一番は、序盤に連続失点しながら逆転勝ち。底力を見せたが、藤原秀之監督は「(体力は)9割くらい奪われた。今日も(動きが)重かった。難しい練習でした」と振り返った。何より死闘を制して臨む次戦、精神的な課題を掲げる。「一つ自信にはなったけど、大阪桐蔭さんに勝ったからと言って優勝したわけではない。そういう意味でも、(準決勝が)一番危ない試合」と、最大限警戒する。
チームを率いる主将に慢心はない。「強い相手に勝った後は、1番気が緩みやすい。優勝が見えてあと2つとか思うけど、トーナメントは先を見たら負ける。次の試合だけに集中する」とキッパリだ。国学院栃木は、21年度に3連覇を阻まれた相手でもある。主将は「粘り強い守りが国学院栃木さんの強み。まず、コンタクトで負けない。自分たちのつなぎで、ディフェンスを崩してスコアしたい」と気持ちを高めた。