「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム) 来年の1月4日を持って現役引退を表明した棚橋弘至がEVILと負けたら即引退をかけてランバージャックデスマッチに挑み、鮮やかに丸め込んで逆転勝利した。 12月の前哨戦でEVILから右側頭部の髪を切ら…

 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 来年の1月4日を持って現役引退を表明した棚橋弘至がEVILと負けたら即引退をかけてランバージャックデスマッチに挑み、鮮やかに丸め込んで逆転勝利した。

 12月の前哨戦でEVILから右側頭部の髪を切られる屈辱を味わった棚橋。序盤からEVILの所属する「ハウス・オブ・トーチャー」のセコンドの介入に苦しみ、ペースを握られた。場外でのパイプイス攻撃でダメージを負った。それでもドラゴンスクリューで反転攻勢に出た。

 レフェリーが排除されて、セコンドに制圧されかけたが、棚橋側のセコンドの奮闘もあり、ようやく真っ向勝負の状況に。

 ハイフライフローでとどめを刺そうとした時に、再びセコンドの介入を受けて目つぶしから大技を被弾し崖っぷちに。しかし、EVIL被弾から抑え込まれた時に一瞬の隙をついて丸め込んで逆転で3カウントを奪った。

 試合後、襲撃を受けていたが、かつて鎬を削った柴田勝頼が登場して窮地を救った。さらに「もし疲れてなければ、明日試合しませんか?」と要求。棚橋は「俺は疲れたことがないのでやりましょう」と握手を交わして、1・5での対決が決まった。

 試合後、棚橋は「柴田さんは今海外で活躍されてますけど、ホントに新日本プロレスのヤングライオンで同じ日にデビューして切磋琢磨を誓って、でも時に考え方の相違からたもとを分かって、それでも今ね、日本での試合は厳しいかもしれない。ただどんな形であっても柴田選手と戦っておきたいという思いがあったので、会社としても考えます。あえて言うんだったら、お帰り!」と、歓迎した。