「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム) IWGP女子選手権が行われ、王者の岩谷麻優がAZMを下し、9度目の防衛に成功した。 序盤はAZMが躍動。ダイナミックな技を次々さく裂させ、先手を握ったが、岩谷も反撃。返し技からフロッグスプラッシュ…

 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 IWGP女子選手権が行われ、王者の岩谷麻優がAZMを下し、9度目の防衛に成功した。

 序盤はAZMが躍動。ダイナミックな技を次々さく裂させ、先手を握ったが、岩谷も反撃。返し技からフロッグスプラッシュで対抗した。

 中盤はAZMがダブルアーム式カナディアン・デストロイアーで追い込み、あずみ寿司などで3カウントまであと一歩に追い込んだが、岩谷がカウンターのツームストンから形勢逆転。ムーンサルトプレスでAZMを一気に追い込んだ。最後に二段式ドラゴンスープレックスホールドで試合を決めた。

 昨年1・4の舞台では同王座戦が組まれず、悔しい思いをした。「このベルトを一年間、去年のドームに出られなかった悔しさとともに守り抜いてきました。今年は絶対出てやるって、このベルトの価値を自分が高めてやるんだって、そういう気持ちでこのベルトをずっと守ってきた」と興奮した様子で思いの丈を吐露した。

 “スターダムのアイコン”が待望のドームの舞台で輝きを放った。「今の女子プロレスの中で、最高の戦いをAZMとできたと自分は思います。男子プロレスしかみたことないとか、スターダムは見たことない、女子は興味ないとか、そういう言葉もまだまだあるかもしれないけど、その感情を自分たちの試合で覆すことができたと思っています。これからも目を離させないんでよろしくお願いします。2025年は岩谷麻優の年にしていきたい」と力を込めた。