国内女子ツアーの公式競技は4大会。「ソニー日本女子プロ」、「日本女子オープン」は毎年会場が変更される。4つのコースをディフェンディングチャンピオンとともに紹介。年間ポイントレースのメルセデスランキングで昨年のトップ5のうち4人が米ツアーに参…

国内女子ツアーの公式競技は4大会。「ソニー日本女子プロ」、「日本女子オープン」は毎年会場が変更される。4つのコースをディフェンディングチャンピオンとともに紹介。年間ポイントレースのメルセデスランキングで昨年のトップ5のうち4人が米ツアーに参戦する2025年。勢力図に変化はあるか。

茨城GC東C(茨城)

公式競技シーズン初戦の会場・茨城GC。2025年も東コースで行われる

ワールドレディス サロンパスカップ(5月8日開幕) イ・ヒョソン

2009年から大会を実施し、年度ごとに東西いずれかのコースを使用。3年ぶりに東コースで行われた昨年は、韓国のイ・ヒョソンが最終日に7打差逆転に成功。アマチュア(当時)で15歳176日のツアー史上最年少優勝記録を樹立した。大会の歴代女王には渋野日向子西村優菜山下美夢有吉田優利ら米国を主戦場にする選手が並ぶ。

大洗GC(茨城)

大洗GCでは日本女子プロゴルフ協会のプロテストも開催(Toru Hanai/Getty Images)

ソニー日本女子プロ(9月11日開幕) 竹田麗央

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の主催競技は2024年からソニーがタイトルスポンサーを務める。太平洋岸の大洗GCでは2014年に「日本女子アマチュア選手権」が行われ、蛭田みな美が優勝。1998年の男子「日本オープン」を田中秀道が制した。近年は最終プロテストの舞台としても定着した。

チェリーヒルズGC(兵庫)

2019年には「日本女子プロ選手権」が行われたチェリーヒルズGC

日本女子オープン(10月2日開幕) 竹田麗央

ロバート・トレント・ジョーンズJr.の設計で1989年にオープンした27ホールを持つゴルフ場。改修後のキングコース、クィーンコースを使用し、日本ゴルフ協会(JGA)主催のナショナルオープンを初めてホストする。2019年に「日本女子プロ」が行われ、畑岡奈紗が2位に8打差をつける圧勝で国内メジャー3勝目を挙げた。

宮崎CC(宮崎)

一年のフィナーレを飾る宮崎CC

JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ(11月27日開幕) 桑木志帆

1979年に「JLPGAレディーボーデンカップ」として初開催。2003年から現在の宮崎CCでシーズン最終戦が行われている。昨年は桑木志帆山下美夢有の3連覇を阻止する国内メジャー初優勝を飾った。1960年に開場した宮崎県で最古のゴルフ場。高麗グリーンの攻略もポイントになる。