◆ラグビー ▽リーグワン第3節 東京SG30―30トヨタ(4日・味の素スタジアム) 開幕2連敗と出遅れていたリーグ10位の東京SG(旧サントリー)と、同11位のトヨタの一戦は30―30の引き分けとなった。 先に流れをつかんだのは東京SG。前…

◆ラグビー ▽リーグワン第3節 東京SG30―30トヨタ(4日・味の素スタジアム)

 開幕2連敗と出遅れていたリーグ10位の東京SG(旧サントリー)と、同11位のトヨタの一戦は30―30の引き分けとなった。

 先に流れをつかんだのは東京SG。前半5分、敵陣でFB河瀬諒介が相手の防御を突破すると速いテンポで左に展開し、最後はWTB尾崎晟也が抜けだして先制トライを挙げた。ゴールも成功し、7―0とした。

 一方のトヨタは同17分に今季加入したSO松田力也のPGで反撃開始。自慢のフィジカルで前進し、同27分には敵陣で松田、NO8姫野和樹と速いパスをつないで左に展開。敵陣22メートル付近でパスを受けたフッカーの彦坂圭克が一時、逆転トライ。しかし東京SGはSO高本のトライとゴールで再び逆転し、14―8で折り返した。

 後半はトヨタが攻める。5分、敵陣22メートル内に攻め込み、姫野がノールックで背後にパス。走り込んだSHのA・スミスが受けそのままインゴールに飛び込んだ。松田がコンバージョンを決めて15―14と逆転に成功。15―17では敵陣ラインアウトを起点にA・スミス、松田と速いパスをつなぎ、最後はCTBニコラス・マクカランがトライで一時5点リードした。

 だが、東京SGも反撃。17―22からWTB尾崎晟のトライで追いつき、SO高本が左約25メートルからコンバージョンを決めて逆転。高本のPGなどでリードを広げた。しかしトヨタは同27分に松田のPGで迫ると、同37分に途中出場のBKマット・マッガーンのトライで同点。30―30でSO松田が約20メートルのコンバージョンを決められなかった。

 次節は、トヨタが11日にBR東京(岐阜)と対戦し、東京SGは12日に東京ベイ(旧クボタ)をホームの秩父宮で迎え撃つ。