G大阪がドイツ2部ニュルンベルクのMF奥抜侃志(25)を完全移籍で獲得することが4日、決定的になった。すでに交渉は合意に達したとみられ、近日中にも発表となる。 奥抜は独特のリズムから繰り出すドリブルが武器のアタッカーで、主に左サイドを主戦…

 G大阪がドイツ2部ニュルンベルクのMF奥抜侃志(25)を完全移籍で獲得することが4日、決定的になった。すでに交渉は合意に達したとみられ、近日中にも発表となる。

 奥抜は独特のリズムから繰り出すドリブルが武器のアタッカーで、主に左サイドを主戦場とする。大宮ユースからトップに昇格し、22年夏にポーランド1部のグールニクザブジェへ。23年夏にドイツ2部のニュルンベルクへと移籍し、昨季は30試合3ゴールの活躍を見せた。ドイツでのプレーが認められ、24年1月には日本代表にも選出され1試合に出場。しかし今季は新たに就任したクローゼ監督の下で定位置をつかめず。ここまで5試合の出場(1得点)にとどまっていた。

 G大阪は昨季リーグ戦4位、天皇杯準優勝と躍進。サイドは左にパワー系のMFウェルトン、右にスピード系のMF山下とともにドリブラーが主力としてプレーした。ACL2への出場可能性がある今季に向け、縦、中ともに得意な形を持つ奥抜というタイプが違うドリブラーを加え、さらに攻撃陣の層を厚くする補強となる。