第104回全国高校ラグビー大会は3日、東大阪市花園ラグビー場で準々決勝があった。大阪桐蔭(大阪第1)は敗れたが、東海大大阪仰星(大阪第2)、常翔学園(大阪第3)の2校は勝利し、4強に入った。準決勝は5日にあり、東海大大阪仰星と常翔学園の大…

 第104回全国高校ラグビー大会は3日、東大阪市花園ラグビー場で準々決勝があった。大阪桐蔭(大阪第1)は敗れたが、東海大大阪仰星(大阪第2)、常翔学園(大阪第3)の2校は勝利し、4強に入った。準決勝は5日にあり、東海大大阪仰星と常翔学園の大阪直接対決となる。

 大阪桐蔭は、前回大会で優勝した桐蔭学園(神奈川)とのAシード対決に、14―26で敗れた。

 前回大会の準決勝で0―25で敗れた大阪桐蔭は、リベンジを期した。

 試合の入りは、大阪桐蔭が主導権を握った。キックオフ直後に、須田琥珀選手がトライ。前半3分にも川端隆馬選手がトライし、14―0とリードした。

 だが、そこからは桐蔭学園の早いアタックと、多彩なキックで逆転を許した。

 綾部正史監督は「厳しい戦いでしたが、生徒たちは笑顔を絶やさなかった」とふりかえる。

 東海大大阪仰星は、前回大会準優勝の東福岡に17―12で勝った。

 前半は仰星が主導権を握った。3分には米谷翔馬選手のトライを皮切りに計3トライで17―0。後半は東福岡の猛攻にあうも、粘った。

 湯浅大智監督は「おいしいご飯を食べよう、と選手たちを送り出しました。まだまだ出来る」。

 常翔学園は、大分東明を24―19で下した。

 前半は12―19とリードされた。後半すぐにトライ、9分に正脇俊輔選手が逆転のトライ。そして、逃げ切った。正脇選手は「みんながつないでくれたボールです」と話した。(編集委員・中島隆)