第101回箱根駅伝(2、3日)で総合2位、復路では新記録で優勝した駒大が一夜明ける前の4日の午前5時40分、東京・玉川キャンパスの陸上競技場で新チームでの練習を開始した。日の出前、気温0度の競技場で、藤田敦史監督は「復路優勝はしましたが、…
第101回箱根駅伝(2、3日)で総合2位、復路では新記録で優勝した駒大が一夜明ける前の4日の午前5時40分、東京・玉川キャンパスの陸上競技場で新チームでの練習を開始した。日の出前、気温0度の競技場で、藤田敦史監督は「復路優勝はしましたが、総合優勝を目指していた中で2位でした。今回3大駅伝全て2位というところから脱却して、チーム一丸となってやっていく。新たなスタート、しっかり頑張っていきましょう」と熱く声をかけ、再始動した。
次期主将には今回5区の山川拓馬(3年)、副主将には同1区の帰山侑大(3年)が就任した。山川は「来年しっかり笑って優勝できるように。この最初の練習をしっかりこなして、チームに良い流れを作りましょう」と主将あいさつ。「今季がすごく良いチームだったので、それをちゃんと紡いでいけるように。まだまだ力はないですが、しっかりとチームを作っていって、一丸となれるチームにしていきたいです」と抱負を語った。今季、チームを第一優先に考えて引っ張った主将の篠原倖太朗(4年)についても、「篠原さんの姿を見て、学んでいます」とはにかんだ。
第101回箱根駅伝を走った10人のうち、卒業するのはエースの篠原のみ。篠原の存在は大きいが、7区区間新記録の頼れる佐藤圭汰(3年)、1年時から主力を担う山川、伊藤蒼唯(3年)らトリプルエースが健在。今回は3区6位の谷中晴(1年)、4区4位の桑田駿介(1年)ら下級生の活躍も目立っており、藤田敦史監督は「どこからどう見ても狙えるチームにできると思うので、この1年勝負をかけたいと思います。ただ油断はできません。みんなしっかり(チームを)作ってくると思うので、そこは油断せず、我々は我々なりの育成で自信を持って臨みたいです」ときっぱり話し、山川は「箱根の悔しさを晴らせるようにっていうのはもちろんですし、全日本と出雲も今回はとれなかった。次はとれるようにしたいです」と気を引き締めた。駒大は、一丸となって勝利を求めていく。