今年の京都金杯は2年ぶりに中京競馬場の芝1600mで開催される。そこで22年以降にこのコースで行われた142鞍を振り返り、枠の有利不利や騎手などを紹介したい。 まずは枠順だ。一見すると内外は五分に思える。しかし、14頭立て以上の76鞍に…
今年の京都金杯は2年ぶりに中京競馬場の芝1600mで開催される。そこで22年以降にこのコースで行われた142鞍を振り返り、枠の有利不利や騎手などを紹介したい。
まずは枠順だ。一見すると内外は五分に思える。しかし、14頭立て以上の76鞍に限ると、内外で大差あり。1〜3枠は勝率8%、複勝率22%。回収率は単勝が102%、複勝でも91%ある。一方、6〜8枠は勝率6%、複勝率17%。回収率は単勝が50%、複勝が53%と低調だ。これは偶然ではなく、スタートしてすぐに左にカーブするコース形態に原因がある。したがって迷った時は内枠から買うようにしたい。
続いては騎手を見てみよう。川田将雅騎手は勝率19%、複勝率48%と優秀だが、回収率は単勝61%、複勝72%。一方で岩田望来騎手や西塚洸二騎手、西村淳也騎手は好走率、回収率ともに高く出ており、人気薄でも押さえておきたい。
最後に種牡馬だ。要注目はリオンディーズ産駒で【2-10-6-37】の勝率4%、複勝率33%。複勝回収率は105%もある。3連複の軸としては信頼できる数字だ。また、サンプル数は少ないが、バゴ産駒やディスクリートキャット産駒も優秀。一方、ハーツクライ産駒は勝ち切れない傾向があるので注意したい。
今回の京都金杯に限らず、今月いっぱいまでは続く中京開催では頭においておきたいデータだ。