レアル・ソシエダードのアルグアシル監督(53)が出番を失っていたナイジェリア代表FWサディクについて、「バレンシアで良いシーズンを過ごし、戻ってくることを願っている」と今季後半戦の期限付き移籍を認めた。Rソシエダードは4日にアウェーで行われ…
レアル・ソシエダードのアルグアシル監督(53)が出番を失っていたナイジェリア代表FWサディクについて、「バレンシアで良いシーズンを過ごし、戻ってくることを願っている」と今季後半戦の期限付き移籍を認めた。Rソシエダードは4日にアウェーで行われる国王杯3回戦で3部ポンフェラディーナと対戦する。この一戦の前日3日、アルグアシル監督が記者会見に出席し、バレンシアへの期限付き移籍の可能性が報じられたサディクについて言及した。その模様をスペイン紙ムンド・デポルティボが伝えている。
アルグアシル監督はまず、サディクがRソシエダードでうまくいかなかった理由について「簡単なことではない。彼がアルメリアで素晴らしいシーズンを過ごした後にやって来たことを考えるとなおさらだ。さらにここに来てすぐに大けがを負ってしまった」と説明した。
続けて「うまくいかなかったのは、彼が全力を尽くさなかったからでも、私や選手たちが彼を助けなかったからでもない。それがサッカーというものだ。彼は何らかの理由でベストパフォーマンスを発揮できなかったが、バレンシアで良いシーズンを過ごし、戻ってくることを願っている」とチームを離れることを明かした。
さらにアルグアシル監督は「私は君たちにクリスマス休暇前、おそらく出場時間が少ないことを理由に退団を希望する選手が出てくるということを話した。そのうちの2人が(今冬の移籍市場で2部コルドバに期限付き移籍する)マグナセライアとサディクだ。2人がチームを離れたのは良いことだと思う。彼らが出場時間を必要としていることを理解しているので、選手にとってもクラブにとっても、そして私にとってもそれは良いことだ。後半戦を素晴らしい形で過ごし、ここに戻ってくることを願っている」と新天地での活躍を祈っていた。(高橋智行通信員)