◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ) 総合5位の中大は、下級生の躍進を4年生が底から支えた。6区・浦田優斗(4年)は「序盤に差し込み(…

◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 総合5位の中大は、下級生の躍進を4年生が底から支えた。6区・浦田優斗(4年)は「序盤に差し込み(脇腹痛)がきて、下りでうまく切り替えられなかった。したかった走りとはかけ離れた」と悔しい顔を見せた。それでも、「15キロあたりから動きが戻り、気持ちを乗せて走れた」と区間6位と粘り、往路のメンバーがつないだ2位の順位を守った。

 藤原正和監督(43)が「新陳代謝がテーマ」と語るように、全10区間で4年生の出走は5区・園木大斗と浦田の2人。24年の新チーム結成時、浦田ら4年生は「下級生がのびのび走れるチーム」の方針を固め、練習などで意見が言いやすい雰囲気づくりを心がけた。

 1区・吉居駿恭(3年)の大逃げ区間賞で幕を開けた今大会。2年生の本間颯が3区で区間賞、藤田大智が10区で順位を1つ上げてゴールテープを切った。「新しい力で一歩を踏み出す。よくやってくれた」と指揮官。全学年が一丸となり、チームに好結果をもたらした。(松永 瑞生)