◆全国高校ラグビー▽準々決勝 桐蔭学園26―14大阪桐蔭(3日・花園) 準々決勝4試合が行われ、大阪桐蔭(大阪第1)は桐蔭学園(神奈川)とのAシード対決に敗れた。抽選の結果、5日の準決勝は国学院栃木―桐蔭学園、東海大大阪仰星―常翔学園となっ…

◆全国高校ラグビー▽準々決勝 桐蔭学園26―14大阪桐蔭(3日・花園)

 準々決勝4試合が行われ、大阪桐蔭(大阪第1)は桐蔭学園(神奈川)とのAシード対決に敗れた。抽選の結果、5日の準決勝は国学院栃木―桐蔭学園、東海大大阪仰星―常翔学園となった。

 14―0から逆転負けした大阪桐蔭は、6大会ぶりの優勝と24年春の全国選抜大会との“春冬連覇”を逃した。試合開始10秒でWTB須田琥珀(こはく)がトライ。前半3分にも追加点を挙げ、7点リードで折り返した。しかし、後半は桐蔭学園のキックパスに翻弄(ほんろう)された。綾部正史監督(49)は「後半は足が止まっていた。うちの弱点を突いてこられた」と完敗を認めた。

 24年春のサニックスワールドユース交流大会で初優勝を飾った。15人制の試合は練習試合も含めて無敗のまま花園に挑んだが、昨年度の準決勝で敗れた桐蔭学園に再び阻まれた。CTB名取凛之輔主将は「やり返してやろうという気持ちだったけど、まだ詰めが甘かった」と反省した。

 史上初となる大阪勢3校の4強入りはかなわなかった。「3年間は本当に宝物。悔いはない。最高の仲間とラグビーができた」と名取。大粒の涙を流し、後輩たちに思いを託した。(森脇 瑠香)