「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町) 往路首位の青学大が、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。優勝回数は駒大に並び、史上6位タイとなった。6区の野村昭夢(4年)が区間新記録の快走。8区の…

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 往路首位の青学大が、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。優勝回数は駒大に並び、史上6位タイとなった。6区の野村昭夢(4年)が区間新記録の快走。8区の塩出翔太(3年)も区間賞を獲得するなど、往路4位から追い上げた駒大を振り切った。

 原晋監督がキーポイントに挙げた6区で、野村昭夢が快走した。史上初の56分台となる56分47秒の区間新記録で、2位中大との差を2分以上も拡大。7区に控えていた駒大の“怪物”佐藤でも追いつけない大きなアドバンテージを稼いだ。

 夢の56分台は新チーム移行直後の4月に掲げた目標だったという。3年時まではけがに泣かされたが、体が強くなった4年は万全の練習と調整ができるようになり「継続したことをできるようになったことが一番結果に結び付いた」と胸を張った。

 総合優勝の立役者として金栗四三杯を受賞。今大会から新設された“初代”MVPにも選ばれ、「どちらか取れれば良いと思っていた中で、W受賞だったので本当にうれしい」とダブル受賞の喜びを口にした。