「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町) 往路首位の青学大が、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。優勝回数は駒大に並び、史上6位タイとなった。6区の野村昭夢(4年)が区間新記録の快走。8区の…

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 往路首位の青学大が、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。優勝回数は駒大に並び、史上6位タイとなった。6区の野村昭夢(4年)が区間新記録の快走。8区の塩出翔太(3年)も区間賞を獲得するなど、往路4位から追い上げた駒大を振り切った。

 青学大の圧倒Vを陰で支えた1人が、原監督の妻で寮母の美穂さん。指揮官に引っ張られる形で胴上げされると、照れながら「わー!」と歓声を上げて3度宙を舞った。箱根路のフィニッシュラインで選手を待ったのは初めて。「すごく高かった。空がきれいでした」とほほ笑んだ。

 優勝を見守った後は「もうそろそろ、私も監督もしゃべってるんですけど、終わりを迎える、後任に譲らなきゃいけない時期にきてまして」と、青学大を思う故の考えも明かした。

 世代交代は少しずつ始めていくといい「すぐにというわけにはいかないので、準備をしていかないといけない」と見据えている。「いつまでも続いていくわけではない」と気を引き締めるからこそ「今回、勝たせてもらったのは貴重な経験」とかみ締めていた。