リバプールのアルネ・スロット監督は、レアル・マドリー行きが取り沙汰されるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(26)に関して、去就に惑わされることなくチームにコミットできていると自身の考えを語った。『ESPN』が伝えてい…

リバプールのアルネ・スロット監督は、レアル・マドリー行きが取り沙汰されるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(26)に関して、去就に惑わされることなくチームにコミットできていると自身の考えを語った。『ESPN』が伝えている。

今シーズン限りでリバプールとの現行契約が満了するなか、夏のマドリード行きが有力視されるアレクサンダー=アーノルド。

当初、マドリーは夏のタイミングでのフリートランスファーを考えていたものの、ここに来て移籍金を支払ってでも、今冬のうちに獲得したい意思をリバプールに通知。だが、その提案はマージ―サイドのクラブにすぐさま拒絶されたとみられる。

現時点でイングランド代表DFの考えは明かされていないが、愛するレッズと憧れのエル・ブランコの間で揺れる心境はパフォーマンスに影響を及ぼす可能性も考えられるところだ。

そんななか、オランダ人指揮官は5日に行われるプレミアリーグ第20節のマンチェスター・ユナイテッド戦に向けた公式会見に出席。当然のことながら生え抜きの右サイドバックの去就に関する質問が飛ぶと、その一件への発言を拒否したものの、選手自身がチームにコミットしていると明言した。

「もし他人がリバプールのプレーヤーについて話すことで彼ら立場が揺らぐなら、我々は本当に問題を抱えることになる。なぜなら、世界最大のクラブの一つでプレーしているなら、12カ月間、誰もがプレーヤーのことを話すからだ。時には他のクラブとの関連で話すこともある」

「我々のプレーヤーにはそういうことが何度も起きている。もしそれが彼らの立場を揺らがせるなら、今だけでなく、過去6カ月間も同じ問題を抱えていただろう。過去6カ月間にプレーヤーについての話があったと思うが、それが彼らの立場を揺らがせたとは思っていない」

さらに、アレクサンダー=アーノルドがシーズン後半戦も残留することを明言できるかとの突っ込んだ質問に対しては、先日のウェストハム戦を含めてその全力のパフォーマンスがチームに対するコミットメントを示していると返答した。

「彼は日曜日にプレーするだろう。シーズン前半の彼の活躍、彼がここにいる理由、彼がここで勝ちたいと思っている理由をみんなが知っていると思う」

「彼はウェストハム戦で素晴らしいプレーをした。2点目のゴールを決めるパスをモハメド・サラーに出したのもみんなが見たと思う。彼が毎日トレーニング場で一生懸命練習しているのを見ている。だから、彼は我々のために全力を尽くしている」