「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町) 往路連覇を飾った青学大は復路は1度も首位を譲ることなく、10時間41分20秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を飾った。11年間で驚異のV8となった。青学大に敗れた各大学の監督、…

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 往路連覇を飾った青学大は復路は1度も首位を譲ることなく、10時間41分20秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を飾った。11年間で驚異のV8となった。青学大に敗れた各大学の監督、選手たちは思いを明かした。

 復路優勝を果たしての2位で一矢を報いた形になった駒大・藤田敦史監督は「もうちょっと選手層を厚くしないと、青学さんには太刀打ちできない。横綱のレースをしたなと。ポイントとなる区間で確実に走ってきますので。なかなか勝たせてくれない。強さを感じました」と語った。

 一方で「今回は我々、芦ノ湖から詰めてる。そこが唯一、付け入る隙があった部分。ここを来年に生かして行ければ」と前を向き「よくここまでもってこれた。10人中9人残るので、来年への見通しは明るいかなと思います」と打倒青学への青写真を描く。

 大学駅伝3冠を目指した国学院大は3位。前田監督は「力の差だと思います。本気で優勝を狙いに行ってこれだけのタイム差なので。チームとしての力が青山学院さん、駒沢さんには劣っていた」と語った。

 その上で「具体的には箱根に向けての対策。極論で言えば山。5区、6区で青山学院さんと6分半ですかね。ウチの選手と。2キロ以上の差ですから。20キロになると青山さんの力。ラスト5キロで離されてる」と分析した。「山との向き合い方が浅はかだった。私自身を変えないと、このチームの練習は変わらない。それが得たもの」と語り、「箱根駅伝は深みがあって。私自身も勉強不足で力不足。本気で優勝を目指して戦った。次の102回大会をしっかり、1日も無駄にせず箱根を勝ちきるチームへ頑張りたいと思います」と前を向いた。