◆マリーゴールド「MARIGOLD FIRST DREAM2025」(3日、大田区総合体育館) 女子プロレスのマリーゴールドは3日、大田区総合体育館で「MARIGOLD FIRST DREAM2025」を開催した。 昨年12月に28年間のレ…
◆マリーゴールド「MARIGOLD FIRST DREAM2025」(3日、大田区総合体育館)
女子プロレスのマリーゴールドは3日、大田区総合体育館で「MARIGOLD FIRST DREAM2025」を開催した。
昨年12月に28年間のレスラー人生からの引退を表明した高橋奈七永は引退ロード「パッションカウントダウン」第一弾で石川奈青と組んでセンダイガールズの里村明衣子、YUNAと対戦した。
この日、旗揚げ一周年記念大会が5月24日、代々木競技場第二体育館で行われることが発表。高橋の引退試合は、代々木で開催されることが正式に決まった。里村も今年4月に引退。共に女子プロレスに一時代を築いた両者は、現役最終年へ力と万感を込め真っ向から激突した。強烈な張り手合戦から高橋が足4の字固めで里村を追い込めば、里村もDDTでマットに脳天を突き刺した。
さらに高橋のバックドロップに里村はデスバレーボムで反撃した。最後は高橋がYUNAをクイーンビーボムで沈め、引退ロード初戦を飾った。
バックステージで里村は「高橋奈七永さんともしかして最後になるかもしれないと思って上がりました」と万感を込めコメント。そこに高橋が駆けつけ「最後じゃないよ」と呼びかけるとこの日、山岡聖怜のデビュー戦を裁いた全日本プロレスの和田京平名誉レフェリーが現れ「ちょっと待って。試合を見ていたら素晴らしい。2人のシングルマッチみたい。シングルマッチでぜひ出てください。俺がレフェリーをやる」と要求した。
和田レフェリーは自身が実行委員長を務める1999年1月31日に61歳で亡くなった不世出のプロレスラー、ジャイアント馬場さんの偉業をしのぶ「没25年追善~太陽ケア引退試合~木原文人リングアナデビュー35周年記念大会」(31日、後楽園ホール)で2人の一騎打ちを組むプランを掲げると、奈七永は「京平さんプロデュースでやってくださるんですか?私はやります。いつでもどこでも」と受諾。里村も「ありがとうございます。ぜひお願いします」と呼応し「絶対負けないからな!」と挑発した。
和田レフェリーの熱い思いを受け馬場さんの追悼大会で女子プロレスのレジェンド同士の一騎打ちが確実になった。里村は「これが里村と高橋奈七永の30年弱やってきた形です。見ててください」と決意をあらわにした。