「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町) 駒大は10時間44分7秒で2年連続総合2位に終わり、2年ぶりの王座奪還はならなかった。復路では5時間20分50秒で青学大を上回り、意地の復路優勝を果たした。 藤田敦史監督は「往路で思…

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 駒大は10時間44分7秒で2年連続総合2位に終わり、2年ぶりの王座奪還はならなかった。復路では5時間20分50秒で青学大を上回り、意地の復路優勝を果たした。

 藤田敦史監督は「往路で思ったよりいい順位がとれず箱根の難しさ感じたが、本当に子どもたちから諦めない姿を学ばせてもらった。復路優勝を目指した中で、しっかり結果だしてくれたのは来年の箱根に繋がるレースになった。部員みんなに感謝したい。常々駒大は転んでもただで起きてはいけないという信念をもって厳しくやってる。選手たちがそれを体現してくれた。大きな成果。この悔しさを来年に繋げるために戦っていきたい」と、来年への手応えを口にした。

 往路4位から底力はみせた。6区の伊藤蒼唯(3年)が区間2位で好スタートをきると、7区で起用された今季駅伝初出場の“怪物”佐藤圭汰(3年)が驚異的な走りで1時間00分43秒の区間新記録をマーク。青学大との差を1分40秒差にまで大きく詰めた。

 “復路の駒大”の真骨頂を感じさせたが、8区の安原海晴(2年)は区間4位、9区村上響(2年)は区間5位と追い上げきれず、青学大に逃げ切りを許した。

 大八木総監督は佐藤圭汰について8割の仕上がりだったことを明かし、今夏の東京世界選手権出場を目指して行く方針で「もうそれを目指していく。(800m高校記録保持者の)落合も入ってくるので1500やらせたり、5000やらせたりしていく」と、明かした。