6年目にして1軍デビュー、育成2位のルーキーが2軍で奮闘 2024年を2位で終えた阪神は、2023年にチームを日本一へ導いた岡田彰布監督が退任となり、藤川球児新監督のもとで王座奪還に挑む。チームの躍進には“新たな力”も不可欠。今回は独自に選…

6年目にして1軍デビュー、育成2位のルーキーが2軍で奮闘

 2024年を2位で終えた阪神は、2023年にチームを日本一へ導いた岡田彰布監督が退任となり、藤川球児新監督のもとで王座奪還に挑む。チームの躍進には“新たな力”も不可欠。今回は独自に選出した「プロスペクト」5人を紹介する。

 2023年育成2位の福島圭音外野手を5位とした。110試合に出場して打率.245、1本塁打23打点、15盗塁をマーク。俊足好打が売りで、12月に行われた台湾ウインターリーグでも好結果を残した。

 4位は高卒7年目を迎える24歳の川原陸投手。2024年9月30日のDeNA戦でようやく1軍デビュー。創成館高から2018年ドラフト5位で入団し、故障の影響で2021年オフには育成契約となったが、2024年7月に支配下登録された。2軍では中継ぎで50試合に登板して防御率1.62の好成績を残しており、ウエスタン優秀選手賞も受賞。2025年は活躍の舞台を1軍に移したい。

 3位には川原と同日に1軍デビューを果たした佐藤蓮投手を挙げる。2024年7月に支配下に復帰。2軍では49試合で防御率2.03と好投した。平均球速は150.2キロで、2軍で40イニング以上を投げた投手では12球団2位。毎年、球界屈指のブルペン陣を誇る阪神の中継ぎ陣に切り込めるか。

 2位はドラフト1位ルーキーの伊原陵人投手。社会人出身の24歳で、即戦力としての期待がかかる。最速149キロの左腕で背番号も18。チームからの期待値も高い。

 高卒4年目を迎え、27日に21歳となる中川勇斗捕手を1位に選んだ。2軍で70試合に出場して打率.321。4本塁打28打点、OPS.920の好成績をマーク。阪神では梅野隆太郎捕手、残留となった坂本誠志郎捕手ら1軍の壁は厚いものの、未来が楽しみになる打撃成績を残した。

 日本一に輝いた2023年は、ルーキーの森下翔太外野手の奮闘や、村上頌樹投手、大竹耕太郎投手のブレークもあって頂点に駆け上がった。2025年は、藤川政権の象徴となっていく選手の誕生に期待だ。(Full-Count編集部)