滋賀県ローイング協会が開催する新春恒例の「初漕(こ)ぎ会」が2日、大津市の琵琶湖漕艇(そうてい)場であった。中学生から80代まで約250人のボート愛好家が参加した。 午前10時、約70艇のボートは「アテンション、ゴー」の合図とともに一斉に…

 滋賀県ローイング協会が開催する新春恒例の「初漕(こ)ぎ会」が2日、大津市の琵琶湖漕艇(そうてい)場であった。中学生から80代まで約250人のボート愛好家が参加した。

 午前10時、約70艇のボートは「アテンション、ゴー」の合図とともに一斉にスタート。湖面が穏やかな中、琵琶湖から瀬田川までの約1・3キロのコースを軽快にこぎ進んだ。今年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだコスチュームでこぐ参加者もおり、沿岸から声援が送られた。

 参加した瀬田漕艇(そうてい)倶楽部(大津市)の中西雅子さん(82)は「今年は波も穏やかで、こぎやすかったです」と笑顔で語った。

 県内では今年秋に国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の開催を控える。県ローイング協会の萬(よろず)俊一理事長は「地域の皆さまにご協力いただき、大会を盛り上げていきたい」と話した。(木子慎太郎)