新春の風物詩として親しまれている「第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会」(ニューイヤー駅伝)が1日、前橋市の群馬県庁を…

 新春の風物詩として親しまれている「第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会」(ニューイヤー駅伝)が1日、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100キロのコースで行われ、37チームが上州路を駆け抜けた。地元・群馬のSUBARU(スバル、太田市)は4時間51分21秒で5位入賞を果たした。2022年の2位に次ぐ好成績。

 スバルは3位を目標に掲げて大会に挑んだ。1区の三浦龍司選手が3位につける快調な滑り出し。その後は8位までの入賞争いを繰り広げ、7位でたすきを受けたアンカーの並木寧音選手が2人抜きの力走、デッドヒートの末に5位入賞を決めた。

 試合後、三浦選手は「速いペースだったが、風もあったので攻めていくしかないと思って、ひかずに積極的に走れた」と語り、奥谷亘監督は「選手たちがしぶとく、最後まであきらめない走りをしてくれた結果、目標には届かなかったが、本当に強いチームになったと感じられる走りをしてくれた。優勝や3位は甘くないが、狙って、チャレンジして、踏みとどまって粘って走ったことはきっと来年以降につながる」と話した。(高木智子)