課題は長打力…2022年盗塁王、高部の復活にも期待 ロッテは就任3年目の吉井理人監督のもと、悲願となるシーズン勝率1位での優勝を目指す。スタートダッシュへ向け、どのような布陣で3月28日、ソフトバンクとの開幕戦を迎えるのか。2…

課題は長打力…2022年盗塁王、高部の復活にも期待

 ロッテは就任3年目の吉井理人監督のもと、悲願となるシーズン勝率1位での優勝を目指す。スタートダッシュへ向け、どのような布陣で3月28日、ソフトバンクとの開幕戦を迎えるのか。2024年の成績などから編集部で独自予想した。

 1番には高部瑛斗を置く。2022年には148安打を放って盗塁王も獲得。2024年は7月には打率.405の活躍で月間MVPに輝くなど流石のポテンシャルを見せつけた。シーズン終盤には右ひざの手術も行い経過次第となりそうだが、怪我なくプレー出来るなら不動の1番としたいところだ。

 2番は2024年に打率.290、出塁率.364をマークし、打撃のさらなる進化に期待の藤原恭大に。今後長くチームを担うことが期待される1、2番ではあるが、長打力も考慮し、3番に右の大砲ネフタリ・ソト、4番をグレゴリー・ポランコとした。

 外野のポジションは怪我の多い高部を左翼に。中堅には期待を込めてドラフト1位の西川史礁を据えた。どこでも守れ、2024年に打率.287、出塁率.373を記録した岡大海が次点となりそうか。長打力のある山口航輝、ベテランの荻野貴司、角中勝也も控えており、外野は大激戦だ。

 5番にも長打力を求めたいというところで、安田尚憲とした。しかし、2024年は中村奨吾内野手のコンバートもあって出場数が減ったとはいえ、シーズン本塁打ゼロはさみしい数字。持っているものは確かなだけに、結果を出すシーズンにしたい。2023年ドラフト1位の上田希由翔も控えており、キャンプではアピール合戦となるだろう。

 9月に月間打率.353と好調で、2番が多かった藤岡裕大は打順の兼ね合いで7番に。打率.278と好結果を残した佐藤都志也を捕手とし、固い守備を誇る友杉篤輝を遊撃に置いた。ロッテの課題はなんといっても長打力。藤原、安田のドラ1コンビがもう一皮むければ、リーグ屈指の重厚な打線になる。(Full-Count編集部)