◆プロレスリング・ノア「NEW YEAR REBOOT 2025」(2日、新宿FACE)観衆480 プロレスリング・ノアは2日、新宿FACEで「NEW YEAR REBOOT 2025」を開催した。 第1試合前に全カードが発表となった大会で…
◆プロレスリング・ノア「NEW YEAR REBOOT 2025」(2日、新宿FACE)観衆480
プロレスリング・ノアは2日、新宿FACEで「NEW YEAR REBOOT 2025」を開催した。
第1試合前に全カードが発表となった大会で第4試合の6人タッグマッチで大和田侑が「TEAM 2000 X」に電撃加入。昨年11月のOZAWAに続く「造反」で新春の方舟が激震に見舞われた。
異変は第2試合の「NOAH THE TAG RUMBLE」で起こった。丸藤正道とのタッグで出場した大和田が丸藤をオーバーザトップロープに追い込み、旗揚げからノアを支え続けたレジェンドに造反した。怒り心頭の丸藤はイスを手に控室まで大和田を追いかける緊迫の事態が発生した。
迎えた第4試合。「T2000X」で元日の日本武道館でGHCタッグを奪取したジャック・モリス、WWEのオモスのパートナーは「X」とアナウンスされたが、入場テーマが流れると花道に姿を見せたのは漆黒の「T2000X」Tシャツに身を包んだ大和田だった。
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、カレノ・デル・マル、サクソン・ハックスリーと対戦した大和田は、ブーイングを浴びながら強烈なストピングで敵を圧倒。最後は、身長2メートル21“ナイジェリアの大巨人”オモスが9分36秒、ダブルチョークスラムでデル・マルを沈め勝利した。
リング上で「X」ポーズを決めた大和田は、バックステージで「俺はな、清宮のことがずーっと大嫌いだったんだよ。OZAWAが言ってる暴露。あれは全部真実なんだよ。だから俺はOZAWAに師事してきたよ。そうだ、今日から俺もTEAM 2000 Xだ、このヤロー」とほえまくった。思えば大和田は昨年2月28日に拳王と組んで清宮、大岩陵平との対戦へ向けた会見で「僕は清宮さんより拳王さんが好きです。なぜなら、デビュー祝いにこのオーダースーツをプレゼントしていただいたからです。清宮さんから何もありませんでした」と暴露。この時から清宮への嫌悪を募らせ今回の造反につながったとみられる。
参謀のヨシ・タツは「オフィシャルメンバーだ。大和田、よーく覚えとけ」と加入を認めると大和田は「あとな、NOAH道場? クソ食らえ!」と神聖な道場をも罵倒した。
大和田は、メインイベントで清宮、拳王と対戦したOZAWA、ダガのセコンドにも付いた。昨年2月から3月にかけて開催された新タッグリーグ戦「Victory Challenge Tag League」で拳王からパートナーに抜てきされ飛躍。当時は師匠と仰ぎ、恩人とも言える拳王へ場外でストンピングを連発し決別した。
OZAWAに続く大和田の造反。将来、方舟を背負って立つことを期待される若手の有望株が続々と極悪軍団へ加入する異常事態。清宮の人望のなさが原因なのか…それとも団体内に別の病巣があるのか。今年のノアは、リング外の人間模様がリアルに反映する目が離せないスキャンダラスな闘いへ突入した。
◆1・2新宿大会全成績
▼タッグマッチ
清宮海斗、○拳王(17分04秒、首固め)OZAWA、ダガ●
▼GHCナショナル選手権試合
○王者・征矢学(13分36秒、弾道→片エビ固め)挑戦者・タダスケ●
▼6人タッグマッチ
ジャック・モリス、○オモス、大和田侑(9分36秒、ダブルチョークスラム→体固め)イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、カレノ・デル・マル●、サクソン・ハックスリー
▼シングルマッチ
○遠藤哲哉(14分16秒、バーニングスタープレス→エビ固め)小峠篤司●
▼NOAH THE TAG RUMBLE
○望月成晃、杉浦貴(16分35秒、オーバーザトップロープ)佐々木憂流迦●、タイタス・アレクサンダー
※他に出場は、マサ北宮&ブラックめんそーれ、LJ・クリアリー&ゾザヤ、アレハンドロ&カイ・フジムラ、潮崎豪&モハメド ヨネ、谷口周平&大原はじめ、丸藤正道&大和田侑
▼6人タッグマッチ
○HAYATA、YO―HEY、菊池悠斗(11分21秒、腕固め)Eita●、AMAKUSA、宮脇純太