◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ) “山の妖精”の再来を予感させた。城西大は5区の斎藤将也(3年)が8位でタスキを受け取り、5キロ過…

◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 “山の妖精”の再来を予感させた。城西大は5区の斎藤将也(3年)が8位でタスキを受け取り、5キロ過ぎには接近する中継車に「どけ」と叫び、手で払うような行動もあったが、「きつかったが、沿道の応援が多くて楽しく走れた」と順位を1つ上げて、7位で芦ノ湖のゴールへ。1週間前に38度7分の高熱に苦しみ「体力が少し削られた」という危機的状況の中での区間3位の好走に、「時計をあまり気にせずに走った。自分のセンスに任せた」と胸を張った。

 前回大会まで2大会連続で区間記録を更新したOBで“山の妖精”こと山本唯翔(現スバル)からは、「時計は気にせず全力で上ればいい」と当日のレース前に助言もあった。先輩の金言を胸に、箱根の山を駆け抜けた。狙っていた山本の記録には届かずも「来年は往路優勝を目標にやる。またリベンジしたい」と、すでに意欲を燃やしていた。