◆第103回全国高校サッカー選手権▽3回戦 前橋育英(群馬)―帝京大可児(岐阜)(2日・駒沢陸上競技場) 第96回大会優勝の強豪・前橋育英(群馬)が、帝京大可児(岐阜)に3―2で勝ち、8強進出を決めた。 前橋育英は、1回戦で左横の腹部を負傷…

◆第103回全国高校サッカー選手権▽3回戦 前橋育英(群馬)―帝京大可児(岐阜)(2日・駒沢陸上競技場)

 第96回大会優勝の強豪・前橋育英(群馬)が、帝京大可児(岐阜)に3―2で勝ち、8強進出を決めた。

 前橋育英は、1回戦で左横の腹部を負傷したFWオノノジュ慶吏(3年)が復活し、前半2得点。2―2で折り返すと、後半36分には、FW中村太一(3年)がゴールを奪って勝ち越しに成功。帝京大可児は、途中で退場者が出て、1人少ない状況になり、その中で、前橋育英は最後まで苦しめられたが、接戦をものにした。勝ちきった山田耕介監督「帝京大可児は上手やなと思った。大変苦労した。(相手の)退場がなければ、後半特に11対11でやってれば多分、攻められていた。退場に救われて、やっと互角になった感じ」と振り返った。

 オノノジュ慶吏は「痛み止め飲んだり、はり治療とかしてきて試合できる状況まで持って行って今日を迎えた。痛くても80分出る気持ちで臨んだ。2点は取ったが、まだ点取れるシーンはいっぱいあった」と反省。次の準々決勝・堀越戦に向けては「負けられない。こここまで来たら弱いチームは絶対ない。最高の準備して挑みたい」と意気込んだ。