◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路  (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ) 前回総合優勝した青学大が5区の箱根山中で若林宏樹(4年)が中大を逆転し、5時間20分1秒で…

 ◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路  (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 前回総合優勝した青学大が5区の箱根山中で若林宏樹(4年)が中大を逆転し、5時間20分1秒で、2年連続7度目の往路優勝を飾った。2年連続8度目の総合優勝へ王手をかけた。

 箱根路で無類の強さを誇る青学大は優勝会見でも無類の明るさを見せた。

 今大会に向けて原晋監督(57)は「会いたいね大作戦」を発令。それに関連して「総合優勝できたら、また、バラエティー番組の出演があると思います。あいたい人はいますか」という質問が出ると、往路優勝メンバー5人は満面の笑みで次々と返答。原監督も苦笑いしながら見守っていた。各選手の主なコメントは以下の通り。

 1区10位・宇田川瞬矢(3年)「ひとりだけではなくてもいいですよね? (フリーアナウンサーの)田中みな実さん、森香澄さんです。僕、あざとい女性が好きなんです」

 2区3位・黒田朝日(3年)「(俳優の)綾野剛さんです」

 3区4位・鶴川正也(4年)「いつも聴いている(バンドの)Mrs. GREEN APPLEさんです」

 4区区間賞・太田蒼生(4年)「Mrs. GREEN APPLEさん。欲を言えばナマ歌を聴きたいです」

 5区区間賞・若林宏樹(4年)「(女優、歌手の)上白石萌歌さんです」

 原監督が「チャラいは褒め言葉です」というように青学大駅伝チームは底抜けに明るいが、その裏で地道に泥臭い練習を重ねている。練習量はどのチームより多い。往路メンバーは「あいたい有名人」をうれしそうに話す一方で、復路に向けては「全力で応援します」と表情を引き締めて話した。オンとオフの切り替えが青学大の強さの理由のひとつでもある。