◆ラグビー 全国大学選手権▽準決勝 早大31―19京産大(2日、国立競技場) 京産大(関西2位)は4大会連続11度目の準決勝に臨んだが、早大(関東対抗戦1位)に敗れ、初の決勝進出はならなかった。 またしても“国立の壁”が立ちはだかった。広瀬…

◆ラグビー 全国大学選手権▽準決勝 早大31―19京産大(2日、国立競技場)

 京産大(関西2位)は4大会連続11度目の準決勝に臨んだが、早大(関東対抗戦1位)に敗れ、初の決勝進出はならなかった。

 またしても“国立の壁”が立ちはだかった。広瀬佳司監督は「FW戦でプレッシャーをかけて優位に立ちたい」と勝機を見いだしていたが、出だしから誤算だった。

 前半、ファーストスクラムから3度連続でスクラムの反則をとられ、後手を踏む。ロックのソロモネ・フナキ共同主将(4年)やシオネ・ポルテレ(3年)=ともに目黒学院=らFWキーマンの突進も早大の速く低いタックルに食い止められた。守っては、相手の速攻の前に4連続トライを献上。前半を0―26と大量のビハインドで折り返した。

 後半、1トライを追加されて0―31となった後の25分、モールからフランカー日吉健(4年)=大産大付=が意地の1トライを挙げた。SH土永旭(4年)=光泉カトリック=のゴールキック(G)も成功し7―31。その後、途中出場のプロップ乳井大士(4年)=中部大春日丘=、土永が1トライずつ決めたが、反撃もここまで。初の決勝進出、悲願の初Vの夢は来季以降へ持ち越しとなった。

 ◇京産大ラグビー部 大学創立の1965年創部。73年、関西大学Bリーグ優勝、Aリーグ昇格。90年、Aリーグ初優勝。以後94、97、98、2021、22、23と計7度優勝。主なOBはいずれもW杯日本代表の広瀬佳司(現監督、元トヨタ自動車SO)、大畑大介(元神戸製鋼WTB)、田中史朗(元パナソニックSH)ら。現部員86人(選手のみ)。

※得点時間は速報値。