“看板ホース”のレモンポップが引退した田中博厩舎から今年の主役を担うポテンシャルを秘める楽しみな一頭がいる。レモンと同じ外国産馬アッシュルバニパル(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父アロゲート)だ。戦績もレモンは国内パーフェクト連対で現役生活…
“看板ホース”のレモンポップが引退した田中博厩舎から今年の主役を担うポテンシャルを秘める楽しみな一頭がいる。レモンと同じ外国産馬アッシュルバニパル(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父アロゲート)だ。戦績もレモンは国内パーフェクト連対で現役生活を終えたが、アッシュルも5戦4勝2着1度と現状では一切見劣らない。
現在3連勝中だがその内容も鮮烈。3走前の1勝クラスはライバルとまるで違う手応えで7馬身差の圧勝。2走前は勢い良く迫った2着馬に差されてもおかしくない展開だったが抜群の勝負根性で差し返して勝利を飾った。
前走の赤富士(3勝クラス)も昇級の壁を感じさせない、大外から豪快な差し切り勝ち。いずれも手綱を執ったクリストフ・ルメール騎手が手の内に入れている点も大舞台を目指すには心強い。1月12日のポルックスSから始動予定で、連勝をどこまで伸ばすのか。偉大な“先輩”に続く飛躍を見せるか注目したい。(中央競馬担当・石行 佑介)