◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路(2日、東京・大手町読売新聞東京本社前-神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場入り口=5区間107・5キロ) 定刻通り、午前8時に1区の選手がスタートした。スタートラインから約50メートルで左折する「第1コー…
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路(2日、東京・大手町読売新聞東京本社前-神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場入り口=5区間107・5キロ)
定刻通り、午前8時に1区の選手がスタートした。スタートラインから約50メートルで左折する「第1コーナー」は専大の新井友裕(3年)がトップで通過した。その後、300メートルで中大の吉居駿恭(3年)が先頭に立った。
箱根駅伝には「第1コーナーを最初に曲がった選手が区間賞を取る」という伝説がある。積極的な姿勢が、その根拠とされている。前回はトップで第1コーナーを回った溜池一太(中大)は19位だったが最近20大会では3割5分(7回)というデータがある。
「第1コーナー伝説」は続くのか。あるいは、消えたのか。これからも注目される。
第101回箱根駅伝は初優勝と史上6校目の3冠を目指す国学院大、2年ぶりの王座奪還を狙う駒大、2連覇を目指す青学大の3強が優勝争いの中心だ。学生3大駅伝初戦の出雲駅伝(10月14日)、第2戦の全日本大学駅伝(11月3日)は、いずれも国学院大が優勝、駒大が2位、青学大が3位だった。さらに上位6校まで順番は同じ(出雲5位の米国アイビーリーグ選抜を除く)で、創価大、早大、城西大と続いたが、3強と4番手以降には差がある。逆に3強には実力差は、ほぼない。