◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ) 101回目の継走の号砲が迫り、往路スタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が行われた。…
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)
101回目の継走の号砲が迫り、往路スタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が行われた。
2年ぶりの王座奪還を狙う駒大は、山上りの5区に山川拓馬(3年)を予定通りに投入した。1年時に同区4位と好走し、駒大史上初の3大駅伝3冠に貢献した期待の山川。昨シーズン終盤はけがの影響で苦戦し、箱根駅伝では4区で青学大に差を広げられるなど悔しさを味わった。けがから復活した今季は絶好調で、昨年11月の全日本大学駅伝では最終8区で青学大を逆転する激走を見せ、チームの2位に貢献。リベンジマッチともある箱根路へ「しっかり、箱根の借りは箱根で返したい」と燃えている。
往路の主要区間・3区は、勢いあるルーキー・谷中晴(1年)が抜てきされた。昨年10月の出雲駅伝後、出場メンバーから外れた各校の補欠選手のために行われた、出雲市陸協記録会・5000メートルでトップをとって強さを見せると、大学駅伝デビュー戦となった同11月の全日本大学駅伝は4区3位と快走。藤田敦史監督も、今回4区を担う桑田駿介(1年)と「ゆくゆくはダブルエースになっていく可能性が高い」と期待を込める新人だ。
主将の篠原倖太朗(4年)は変わらず2区での起用となった。2年時に3区2位、3年時に1区区間賞の力あるキャプテンは、今回初のエース区間出走となる。
今季は故障の影響で駅伝未出走のエース・佐藤圭汰(3年)は往路での起用はなし。復路に温存となった。