ソフトバンクのプロスペクトTOP5を独自に選出 パ・リーグ連覇、そして日本一奪還を狙う2025年のソフトバンク。レギュラー陣の中心は、柳田悠岐外野手や今宮健太内野手など、30代半ばの選手が占めるなかで、若手の台頭に期待がかかる。ここでは“常…

ソフトバンクのプロスペクトTOP5を独自に選出

 パ・リーグ連覇、そして日本一奪還を狙う2025年のソフトバンク。レギュラー陣の中心は、柳田悠岐外野手や今宮健太内野手など、30代半ばの選手が占めるなかで、若手の台頭に期待がかかる。ここでは“常勝軍団の後継者”として注目される「プロスペクト」5人を独自に選出した。

 5位は2023年ドラフト1位の前田悠伍投手だ。2024年シーズンは高卒1年目ながらも、ウエスタン・リーグで12試合に登板して4勝1敗、防御率1.94の成績を残すなど、期待値は高い。1軍デビュー戦となった10月1日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)では3回6失点とプロの洗礼を存分に浴びることになったが、この経験を必ず糧に変えてくれるはずだ。

 4位は高卒4年目を終えた井上朋也内野手だ。右の長距離砲として期待がかかる21歳。2024年シーズンは5試合で10打数無安打と力を発揮することができなかったが、ファームでは94試合で打率.288をマークするなど着実に力をつけている。主戦場の三塁には栗原陵矢内野手という強力なライバルがいるが、打力に磨きをかければ十分に1軍でも勝負できる。

 2023年ドラフト6位の大山凌投手を3位に推す。ルーキーイヤーの2024年は、2試合の先発も含む18試合に登板し、防御率3.25の成績。新人ながら堂々としたマウンド捌きを見せるなど、物怖じしない性格は2年目以降の活躍を予感させる。

 2位は岩井俊介投手だ。主に中継ぎとして15試合に登板し、防御率3.46の成績をマーク。日本シリーズでも登板するなど、今後が楽しみな選手であることは間違いない。大舞台で経験したことを2025年シーズンにどのようにつなげていけるのか注目が集まる。勝利の方程式に名乗りを挙げたい。

 1位には笹川吉康外野手を挙げる。193センチ、95キロの堂々たる体格貌から繰り出すフルスイングで“ギータ2世”との呼び声が高い。小久保裕紀監督も「打球速度はメジャー選手と並べても匹敵する、見劣りしないと言われていた」と期待をかける。2024年シーズンは4年目にして初の1軍出場を果たすと、初本塁打もマークした。激戦の外野手争いを抜け出すことができれば、2025年シーズンが飛躍の1年になるかもしれない。(Full-Count編集部)