第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2、3日に行われる。東京・大手町読売新聞社前~神奈川・箱根町芦ノ湖を往復する10区間217.1キロで繰り広げられるレース。国学院大、青学大、駒大という3強が下馬評通り優勝争いを演じるのか、そ…

第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2、3日に行われる。

東京・大手町読売新聞社前~神奈川・箱根町芦ノ湖を往復する10区間217.1キロで繰り広げられるレース。国学院大、青学大、駒大という3強が下馬評通り優勝争いを演じるのか、それとも伏兵が台頭するのか。今年も多くのドラマが待っているはずだ。また、今大会から「最優秀選手賞」が新設され、初代MVPの行方にも注目が集まりそうだ。

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■エース平林は大阪マラソンで優勝

出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した国学院大は、初の総合優勝と史上6校目となる学生3大駅伝3冠に挑む。昨年2月の大阪マラソンで優勝したエース平林清澄(4年)を中心に選手層は厚い。5区の山登りを不安視する向きもあるが、ここで後れを取っても復路で首位に立つ可能性は十分。出雲も全日本も逆転優勝だっただけに、箱根でも終盤勝負というパターンが期待できる。

出雲と全日本では国学院大、駒大の後塵を拝したが、前回優勝の青学大は万全。黒田朝日(3年)、太田蒼生(4年)というエース2人に加え、前回5区で区間新をマークした若林宏樹(4年)らも健在。さらに今回は鶴川正也(4年)が好調をキープしている。これまで故障に泣かされてきたが、出雲(1区)と全日本(2区)ではそれぞれ区間賞を獲得。最初で最後となる箱根でも好走を見せてくれそうだ。

■恥骨を痛め出雲と全日本欠場

前回2位の駒大はV奪回を目指す。気がかりは、恥骨を痛めて出雲と全日本を欠場した“怪物”佐藤圭汰(3年)の復調具合。地力のあるチームは、いずれの大会も2位でフィニッシュしたが、箱根で佐藤が戻ってくれば百人力。エースであり主将の篠原倖太朗(4年)が2区で流れを作り、2年ぶりの王座奪還を呼び込みたい。

そのほか、前回3位の城西大や同8位の創価大、同7位の早大などが上位争いに食い込んできそうだ。また、予選会トップの立大や同じく予選会から勝ち上がってきた中大なども台風の目となりそうな気配だ。

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