「RIZIN DECADE」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ) RIZINフェザー級王座戦が行われ、挑戦者の元王者クレベル・コイケ(35)が王者鈴木千裕(25)を判定3-0で下し、王座奪還に成功した。 最終3回途中に24年から25…

 「RIZIN DECADE」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)

 RIZINフェザー級王座戦が行われ、挑戦者の元王者クレベル・コイケ(35)が王者鈴木千裕(25)を判定3-0で下し、王座奪還に成功した。

 最終3回途中に24年から25年に年をまたぐことになったが、お構いなしと言わんばかりに白熱。鈴木の上から肘をたたきこむ連打にクレベルは額から大流血したが、下からの三角絞めで頭を捉えて反撃。その後はパウンド連打で滅多打ちにし、判定はクレベルに軍配が上がった。

 フェザー級王座奪還後、インタビュールームに現れると「皆さんハッピーニューイヤー!」と報道陣にご機嫌な様子であいさつした。クレベルは今年5月に名古屋市に自身のジムを開き、10月には長男が誕生。大みそかの決戦では年をまたぎながらもベルトを奪い返した。公私ともに充実した2024年を「素晴らしい締めくくりができたと思う」と喜んだ。25年はまだ前回王座獲得時に一度も果たせなかった王座防衛を目標に掲げる。

 この日、5月には引退を撤回することになった朝倉未来と平本蓮の再戦「THE MATCH2」(5月4日、東京ドーム)が発表された。注目の一戦についても言及し「くだらないと思っています」と一蹴。「フェイクのチャンピオンベルトだと思っているし、蓮のことは好きじゃないです。朝倉のことも別にそんなに好きじゃないですけど、二人とも本物のチャンピオンだと認めていない。格闘技なのでエンターテイメントという枠で見ることはできますが、自分はくだらないと思っています」と厳しい持論を展開した。