チームは3年連続最下位…2025年のブレーク候補を独自選出 2022年から3年連続で最下位に沈んだ中日には、若い戦力の台頭が欠かせない。2024年シーズンはウエスタン・リーグで最後まで優勝争いをするなど、チームとして着実に足場を固めつつある…
チームは3年連続最下位…2025年のブレーク候補を独自選出
2022年から3年連続で最下位に沈んだ中日には、若い戦力の台頭が欠かせない。2024年シーズンはウエスタン・リーグで最後まで優勝争いをするなど、チームとして着実に足場を固めつつあるのは確か。高橋宏斗投手や村松開人内野手らのように、若くして主力を担っていける存在は少なくない。2025年に活躍が期待されるプロスペクトの「トップ5」を独自に選出する。
5位は尾田剛樹外野手。BC栃木から2023年育成ドラフト3位で入団し、早くも1年目の開幕直前に支配下を掴んだ。1軍では65試合出場で11打数無安打に終わったが、シーズン後に台湾で開催された「アジアウインターベースボールリーグ」で、NPB選手で2位の打率.302、同1位の出塁率.464を記録。細川成也外野手、岡林勇希外野手が“当確”とみられる外野陣に割って入りたい。
4位はブライト健太外野手。2021年ドラフト1位で入団し、2024年は自己最多ながら35試合出場にとどまった。一方でプロ初アーチを含む2本塁打を放ち、代打では30打席以上の選手の中でリーグトップの打率.320をマーク。26歳となる大卒4年目での覚醒を目指す。
3位は、19歳の福田幸之介投手を推したい。大阪・履正社高時代には3年夏の大阪大会決勝で大阪桐蔭と激突し、現ソフトバンク・前田悠伍投手と投げ合い、完封勝利を飾った逸材。2023年のドラフト4位で入団し、プロ1年目は2軍で10試合に登板。150キロを超える直球を武器に2勝3敗、防御率3.13をマークした。
2位には仲地礼亜投手を挙げる。2023年のルーキーイヤーは9先発したものの、2024年は右内転筋の損傷など度重なる故障で1軍登板は1試合に終わった。端正なマスクですでに人気は高く、結果次第では一気にスターダムを駆け上がってもおかしくない。
そして1位は、ドラフト1位ルーキーの金丸夢斗投手だ。関大では4年春、秋のリーグ戦を通じて計54イニングを自責点0(失点1)で防御率0.00をマークした剛腕。中日の左腕では、小笠原慎之介投手がポスティングシステムでメジャー挑戦を表明。2020年に沢村賞を獲得した大野雄大投手は37歳を迎える。4球団競合の末に井上一樹新監督が引き当てた即戦力ドラ1に、左の新世代エースの期待がかかる。(Full-Count編集部)