「RIZIN DECADE」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ) RIZINフライ級王座戦が行われ、王者の堀口恭司(34)=アメリカン・トップチーム=が挑戦者のエンカジムーロ・ズールー(35)=南アフリカ=を判定3-0で下し、初防衛…

 「RIZIN DECADE」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)

 RIZINフライ級王座戦が行われ、王者の堀口恭司(34)=アメリカン・トップチーム=が挑戦者のエンカジムーロ・ズールー(35)=南アフリカ=を判定3-0で下し、初防衛に成功した。

 南アフリカ格闘技団体の2階級王者を相手に一進一退の攻防だった。強烈なパンチに苦戦するシーンもあったが、グラウンド戦では圧倒。最終3回は終盤にテイクダウンで上からパウンドを浴びせ続けた。

 試合には勝ったが「すごく課題ができた試合だと思った。なので気分は落ち込んでいます」と反省。試合後すぐに映像をマイク・ブラウントレーナーとともに見返したという。

 2024年大みそかで初防衛に成功し、新年の目標については「自分はやっぱり世界一番を目指しているので、そこに挑戦したい」とかねてから明言していた16年以来、9年ぶりとなるUFC再挑戦に意欲を示した。今回の一戦が自身のRIZIN最終戦となる可能性については否定せず。国内のファンにとってはしばらく生観戦できなくなるかもしれないが、「ファンの方も自分の挑戦をすごく後押ししてくれるので、UFC挑戦した方がファンのためになると思います」と力を込めた。