「ＲＩＺＩＮ　ＤＥＣＡＤＥ」（１２月３１日、さいたまスーパーアリーナ）　大会オープニングで、朝倉未来（３２）と平本蓮（２６）の再戦が発表された。２５年５月４日、東京ドームで開催する「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ２」で行うといい、榊原信行ＣＥＯは「（…

　「ＲＩＺＩＮ　ＤＥＣＡＤＥ」（１２月３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　大会オープニングで、朝倉未来（３２）と平本蓮（２６）の再戦が発表された。２５年５月４日、東京ドームで開催する「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ２」で行うといい、榊原信行ＣＥＯは「（朝倉は）引退している場合じゃない。東京ドームは押さえた」と伝えた。

　朝倉は７月２８日に行われた「超ＲＩＺＩＮ．３」で平本にＫＯ負けを喫し、現役引退を発表した。一方で、試合後に平本のドーピング疑惑が浮上。ＳＮＳ上などで議論が沸騰したが、平本が会見で全面否定し、ＲＩＺＩＮによる検査結果も陰性と発表された。ただ、後味の悪い結果に、ファンからは再戦を求める声も根強かった。

　榊原ＣＥＯは、試合直後の夏頃から再戦の構想を練っていたといい、「その後いろんな事件（ドーピング騒動など）が世の中の賛否を含めて渦巻いてしまった。（世紀の一戦に）ケチがついてしまったモヤモヤ感も含めて、（平本の）ドーピングの結果が出る前から再戦するしかないんじゃないかと思っていた」と明かした。

　朝倉にも早い段階から意思確認をしていたといい、「朝倉未来が負けて、ドーピングの結果が出て、再戦したいという意思を持っていた。ファンからも（要望する）声が届いていて、再戦するべきじゃないかと。未来は『（再戦の）機運が高まったらやりますよ』と言ってくれて、平本にも伝えて『臨むところ』と」と、両者が同意したと説明。「いずれにせよ、ドーピング問題でけちがついた話なので、５月４日までにドーピング問題に白黒付けた上で、公明正大にモヤモヤ感のないように進めたい」と完全決着を約束した。