「プロレス・全日本」(31日、国立代々木競技場第二体育館) 3冠ヘビー級選手権試合が行われ、挑戦者で双子の斉藤ブラザーズの兄・斉藤ジュン(38)が、王者のデイビーボーイ・スミスJr.(39)を破って第75代王者となった。ジュンは弟レイとの…

 「プロレス・全日本」(31日、国立代々木競技場第二体育館)

 3冠ヘビー級選手権試合が行われ、挑戦者で双子の斉藤ブラザーズの兄・斉藤ジュン(38)が、王者のデイビーボーイ・スミスJr.(39)を破って第75代王者となった。ジュンは弟レイとの世界タッグ王座、世界最強タッグ決定リーグ戦優勝、プロレス大賞最優秀タッグチーム賞に続く勲章を獲得。スミスは初防衛に失敗した。

 20分過ぎ、スミスの必殺ブルドッグボムをカウント2で返し、スピアーでカウント2を奪うと、この日2発目のサイコブレイクでたたきつけてフォール勝ち。悲願の頂点王座を手にして「最高にいい気分だ」と喜び、スミスの決めゼリフと自身の決めゼリフを合体させた「アイ・ラブ・ゼンニッポン!DOOM!」をスミス、観客と決めた。

 2月の3冠挑戦では中嶋勝彦に敗れた。ファンとの「必ず満足させて楽しませる」という約束を果たせなかったジュンは「約束を果たせた」と胸を張り「来年はもっともっと盛り上げていくから、俺についてこい」と、エースの責任感を口にした。