「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ) MMAデビュー戦となった伝説の“IQレスラー”桜庭和志の長男、桜庭大世(26)が、矢地祐介(34)に開始26秒で衝撃のKO勝ちを飾った。 試合では左ハイキックを両手でキャッ…

 「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 MMAデビュー戦となった伝説の“IQレスラー”桜庭和志の長男、桜庭大世(26)が、矢地祐介(34)に開始26秒で衝撃のKO勝ちを飾った。

 試合では左ハイキックを両手でキャッチされた状態から放った左フックが矢地の顎をとらえ、倒れたところをパウンド。すぐにレフェリーストップが告げられた。勝利者インタビューでは「七光りでも強いんだぞというところをみせられた」と胸を張った。

 華々しいデビュー勝ちには「気持ち良かったです。すごい。でももうちょっと長くやった方がみんなの目に止まる時間は長かったので、もうちょっと長くやりたいなと思いました。大人になって、ぱーんと大人を殴れるというか、落ちる時はなにかスローに見えて、みたいな感じでした(笑)」と笑顔。足を取られても「蹴りが得意なんですけど、練習はしてました」と想定通りに対処した。

 試合後にはセコンドに入った父に試合の点数を付けられ「80点」だったそう。「もっといろいろ見せてやれという意味だと思います。すぐ終わっちゃうのはあまり良くないと言われたんですけど、でも盛り上がったからしょうがないというので80点」と点数の理由を明かした。

 父を彷彿とさせるマスク姿、入場曲「スピード」をバックに入場。「おじさんファンといったらあれですけど、おじさんファンが良い具合に喜んでくれるところと、桜庭大世を出さなきゃいけないところはあると思う」と話した。「お父さんのファンを僕のファンにさせたいので、もうおじさんたちが喜ぶことであれば何でもします」とオールドファンを喜ばせるつもりだ。

 本大会はABEMA PPVにて視聴できる。