<全国高校サッカー選手権:阪南大高6-0新潟明訓>◇31日◇2回戦◇NACK3大会ぶり3度目出場の阪南大高(大阪)は、6発の大勝で初戦突破。前回21年度に記録した同校の過去最高ベスト16(3回戦)に並んだ。エースのFW硲(はざま)冬真(3年…
<全国高校サッカー選手権:阪南大高6-0新潟明訓>◇31日◇2回戦◇NACK
3大会ぶり3度目出場の阪南大高(大阪)は、6発の大勝で初戦突破。前回21年度に記録した同校の過去最高ベスト16(3回戦)に並んだ。
エースのFW硲(はざま)冬真(3年)が前半9分に左足で先制点、同24分に右足で追加点を奪うなど、2ゴール1アシストの活躍で勝利へと導いた。
「僕にボールを送ってくれる選手がそろっていたので、サイドで待って、いつも通り仕掛けて、やるだけだった」
左サイドから自慢のスピードで仕掛けた背番号7は、夏の全国インターハイでは登録外。「出られなくて悔しい思いをして、そこで自分自身をしっかり見つめ直して、磨いて、武器が増えて、自信になった」と振り返った。
3大会前は、主将でエースだったFW鈴木章斗(現湘南ベルマーレ)が3試合7ゴールで大会得点王を獲得した。
この日の試合後、ヒーローインタビューで目標に「得点王」を掲げた硲は「やはり先輩に鈴木選手がいて、7点を決めているので、僕はそれを超える8ゴールを決められるようにしたい」と決意を新たにした。
目標はフランス代表FWキリアン・エムバペ(Rマドリード)や、日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)、FW福田師王(神村学園卒でボルシアMG入団)という。
浜田豪監督(47)も「1年間を通じて、成長しているところは今日を見ても分かる」と、180センチのエースの頼もしい姿を見つめた。
3回戦の相手は東福岡。夏のインターハイでは1回戦で強豪・大津(熊本)に勝ったものの、2回戦で福岡大若葉にPK戦で敗れている。今回の大一番を制すれば、過去最高のベスト8に進む。