「全国高校サッカー選手権・2回戦、帝京5-0金沢学院大付」(31日、Uvanceとどろきスタジアム) 15大会ぶりに選手権の全国大会出場の帝京(東京B)が5発快勝で、ベスト16に進出した。 前半7分にMF堀江真広(3年)の豪快なミドルシュ…
「全国高校サッカー選手権・2回戦、帝京5-0金沢学院大付」(31日、Uvanceとどろきスタジアム)
15大会ぶりに選手権の全国大会出場の帝京(東京B)が5発快勝で、ベスト16に進出した。
前半7分にMF堀江真広(3年)の豪快なミドルシュートが決まり先制。同19分にはエースのFW森田晃(3年)がゴール前で倒れ込みながら泥くさく左足で押し込んで追加点を挙げるなど、主導権を握った。
後半も3点を追加しての完勝。攻撃力の高さを見せたが帝京・藤倉寛監督は「得点よりも守備が光ったゲーム。5点よりも0点が光る」と守備陣を称賛した。
CBの一角であるDF田所莉旺(3年)は川崎U-18から帝京に転籍した異例の経歴。川崎のホームスタジアムであるU等々力の試合だけに「辞めた身でおこがましいが、やっぱり等々力は思い入れのあるスタジアム。負けたくないという思いはあった」と臨んだ試合でクリーンシートでの勝利に「久しぶりに無失点で終われて良かった」と喜んだ。
開幕戦は聖地・国立で、そして勝ち進めばあと2試合を等々力で戦って国立に戻ることになる。「家族とも『何か縁があるね』と話していた。自分にとって縁のある大会になるとくじ運を見て思った」と話した。
今も連絡を取り続けている川崎U-18時代の先輩で日本代表DF高井幸大についても「決勝まで行ったら高井さんが観に来てくれるかもしれない」とした上で「ユース時代の同期や先輩が注目してくれるのは力になる。負けている姿は見せたくない」と、この先の戦いへ決意を示した。