度会はOP戦首位打者で開幕スタメン、いきなり3ランの衝撃デビュー DeNAは2024年、26年ぶりの日本一を成し遂げた。振り返れば、ドラフト1位・度会隆輝外野手が開幕戦でプロ初アーチを放つ衝撃の幕開けとなったシーズンだった。ここでは、度会を…
度会はOP戦首位打者で開幕スタメン、いきなり3ランの衝撃デビュー
DeNAは2024年、26年ぶりの日本一を成し遂げた。振り返れば、ドラフト1位・度会隆輝外野手が開幕戦でプロ初アーチを放つ衝撃の幕開けとなったシーズンだった。ここでは、度会をはじめとするルーキーの1年を振り返っていく。
度会はオープン戦で打率.434(53打数23安打)をマークして、新人では史上2人目の首位打者に輝き開幕スタメンをゲット。いきなり3ランを放つと翌日には2号2ランという満点デビューだった。しかしその後9試合で打率.135など失速。3度の登録抹消があり、ポストシーズンに出場することはなかった。
2位の松本凌人投手は救援の一角として開幕1軍入りも、10試合で防御率5.91に沈んだ。3位の武田陸玖投手は唯一の高卒入団であり5月に左肩を手術したこともあり土台作りに励んだ。イースタン・リーグでも4試合の出場にとどまったが、「2024アジアウインターベースボールリーグ」で投打二刀流でプレーし、投手としては4試合に登板して計4イニングを投げ無安打無失点8奪三振、野手としても10試合で打率.313を記録した。
4位の石上泰輝内野手は開幕スタメンを掴むも26試合で打率.183、0本塁打、3打点、2盗塁に終わり、5月9日に出場選手登録を外れて以降出番はなかった。5位の石田裕太郎投手は、6月にデビューすると4連勝、7戦負けなしと躍動。最終的には12登板で4勝3敗、防御率3.97だった。
6位の井上絢登外野手は25試合で打率.190。しかしイースタン・リーグでは70試合で打率.302、8本塁打、52打点、9盗塁の成績を残している。また育成指名した5選手も着実に力をつけた。特に同4位の庄司陽斗投手は、同リーグ21試合に登板して8勝5敗、防御率2.35と牽引し、球団初のファーム日本一に大きく貢献した。
支配下指名6人中3人が開幕1軍、5人が1軍デビューという快挙を成し遂げた“2023年組”だが、レギュラーや先発ローテーション奪取へはまだ課題もある。2025年の活躍に期待したい。(Full-Count編集部)